「今週も模試、来週も模試……」
模試の予定が続くと、どうしても気になるのは偏差値や合格判定。でも、模試で確認しておきたいのは、勉強のことだけではありません。
私が大切にしたいのは、入試本番で使うものを、模試の段階から用意して、実際に使ってみること。
筆記用具は使いやすいか。時計は見やすいか。困ったときに必要なものを、自分で取り出せるか。
そして、子どもの準備とは別に、親も「そのまま子どもに渡せる予備一式」を持っておくことです。
今回は、模試から準備しておきたい持ち物を、3つに分けてまとめました。
まずは確認!中学受験の持ち物一覧
この一覧は、すべてを購入・持参するためのものではありません。受験する学校や模試の最新の案内を優先し、お子さんに必要なものを選んでください。
「あればいいもの」に入っていても、生理用品や防寒用品など、本人の体調や天候によっては必需品になるものもあります。
〈絶対持参するもの〉
ここでは、家庭の基本セットとして毎回確認したいものをまとめています。
| 持ち物 | 子どもが持つもの・準備すること |
|---|---|
| □ 受験票 | 指定どおりに準備した紙の受験票。写真貼付や印刷方法などの指定も確認 |
| □ 筆記用具 | 使用が認められた、使い慣れた鉛筆・シャープペンシルなど。鉛筆は削っておき、必要な替え芯も用意 |
| □ 消しゴム | 使い慣れたものと予備 |
| □ ハンカチ・ティッシュ | 本人がすぐに取り出せる場所に入れる |
| □ 飲み物 | 開け閉めしやすく、漏れない容器で用意。飲める場所や時間は学校の指定を確認 |
| □ 保護者の連絡先メモ | 保護者の氏名・電話番号を書いた紙。入れてある場所と使い方を本人にも伝えておく |
| □ 本人に欠かせないもの | 普段必要な眼鏡や常用薬など。薬は使用方法や持ち込みについて事前に確認 |
| □キッズ携帯 | 試験当日はキッズ携帯の持参が不可の学校もあります。たしか市川がそうでした。 摸試の場合は、禁止されることはないですが、音がでないように気を付ける必要があります。最後に保護者と落ち合うとき、携帯があれば本当に心強いです |
| □小銭 | キッズ携帯で基本連絡が取れると思っていても、そこは子供も摸試に行くと慣れたもので、充電を忘れて試験中に電源が落ちることがあります。(はい、うちです) その場合、公衆電話などで最悪連絡を取る可能性があるので、是非10円玉複数枚入れておきたいですね。(非常事態にも役に立ちます) |
〈学校によって必要なもの〉
学校の指定や、持ち込み・使用の可否を確認して用意するものです。
| 持ち物 | 子どもが持つもの・準備すること |
|---|---|
| □ 学校から指定された書類 | 当日提出・提示する書類。原本が必要かどうかも確認 |
| □ 腕時計 | 使用条件に合う、本人が見慣れたもの。時刻・動作・アラームの設定も確認 |
| □ 定規・コンパスなど | 学校から指定された道具。使い方や動作を事前に確認 |
| □ 上履き・外履き入れ | サイズと履き心地を確認した上履き、履いてきた靴を入れる袋 |
| □ 参考書・確認用プリント | 持参できるか、待ち時間や休憩時間に読めるかを確認して選ぶ |
| □ 小説などの読み物 | 学校が認めている種類の本。読める時間や場所も確認 |
| □ 昼食・軽食 | 試験日程と飲食ルールに合わせて用意。食べやすさや量も事前に確認 |
| □ 箸・スプーン・おしぼり | 昼食や軽食に必要なものを、食べ物と一緒にまとめる |
〈あればいいもの〉
本人の必要性や天候に合わせて選ぶ、トラブルへの備えや安心のためのものです。
| 持ち物 | 子どもが持つもの・準備すること |
|---|---|
| □ 鼻ぽん | 必要な場合のみ。使用については事前に医師へ確認し、本文の注意点も参照 |
| □ ナプキン | 本人が使い慣れたものを、取り出しやすいポーチに入れる |
| □ パンツ一体型のナプキン(ショーツ型ナプキン) | 本人に合う種類・サイズを選び、使い心地や交換方法を事前に確認 |
| □ 替えの下着 | 必要に応じて、本人が取り出しやすいポーチや袋にまとめる |
| □ 中身の見えない袋 | 汚れた下着などを持ち帰る必要がある場合に備える |
| □ 鉛筆削り | 持参・使用が認められる場合に、小型のものを用意 |
| □ 羽織りもの | 本人が自分で脱ぎ着しやすいカーディガンや上着 |
| □ 防寒用品 | 手袋・マフラー・カイロなど。会場内での使用は学校の指定を確認 |
| □ 雨具 | 天候に合わせた傘やレインコート |
| □ 替えの靴下 | 雨などで濡れた場合に備える |
| □ タオル・濡れ物用の袋 | 濡れた体や荷物を拭くタオルと、濡れ物をほかの荷物と分ける袋 |
| □ お守りなど、本人が安心できるもの | 本人の希望に合わせて用意。持ち込みや置き場所のルールを確認 |
ちなみに、こちらも必須とはいいませんが、地震や災害を意識して、防災ポーチをいつも持たせており、摸試、受験の時も出来るだけ持たせたいと思っています。
万が一なので、ないと思っていても、万が一はいつあるか分からないというのを考えると防災ポーチの準備はしておきたいですね。
【防災ポーチ】作り方については別のブログでまた記載します。
基本の持ち物は、「あるか」だけでなく「使えるか」も確認
受験票は、スマホの写真だけでなく紙でも備える
受験票は、子どもが持つものとは別に、親も紙で用意しておきたいものです。
印刷式なら、学校から取得したPDFなどを指定どおりに印刷します。miraicompassにも、受験票のPDFをダウンロードし、自宅やコンビニで印刷する手順が案内されています。Miraicompass
スマホに写真を保存しておくことと、提出・提示する受験票を用意することは別。「写真があれば代わりになる」とは考えず、写真貼付や印刷方法も含めて、学校の指定を確認しておきましょう。
紙類は、学校名と試験日が分かるようにファイルにまとめ、飲み物とは分けて入れておくと安心です。
筆記用具・消しゴムは、予備も使い慣れたものに
本番だからといって、急に新しい筆記用具に替える必要はありません。
模試で書きやすさや消しやすさを確認し、親がも予備として、できるだけ本人が普段使っているものと同じ種類のものを準備したいです。
鉛筆を使う場合は、削ったものを複数本。シャープペンシルを使う場合は、使用できるかを確認したうえで、替え芯も忘れずに。
ハンカチ・ティッシュは、すぐ取り出せる場所に
バッグの奥に入っているだけでは、必要なときに見つけられないかもしれません。
ポケットや決まった小物入れなど、本人が場所を把握できるところに入れるのも準備の一つ。
ティッシュは、親も予備を持っておきたいものです。 ちなみに私も娘も冬になると鼻水が止まらなくなるので、カバンの外側につけられて、そのうえゴミを収納できるティッシュケースを愛用しています。こちらは色も選べるので、私はアイボリー娘は水色に分けて使っていました。
飲み物は、容器の使いやすさまで試す
水筒は、本人が開け閉めしやすいか、ふたやパッキンに問題がないかを確認します。紙類を濡らさないよう、バッグの中の配置も考えておきたいところです。
会場で買えるとは限りません。例えばSAPIXでは、自動販売機や冷水機を使用できない場合があると案内されています。飲める場所や時間のルールも確認し、必要な分を持参しましょう。Sapientica
眼鏡や薬など、本人に欠かせないものを忘れずに
眼鏡を使う子なら眼鏡、薬が必要な子ならその薬。一般的な持ち物リストより、本人に必要なものが優先です。
薬が必要な場合は、受験当日の使い方や持ち込みについて、事前に医師・薬剤師と学校に確認しておきましょう。
保護者の連絡先は、紙にも書いておく
保護者の氏名と電話番号を書いたメモを、一枚入れておきます。これは私は防災ポーチに入れているので、万が一の時を意識してです。
持たせるだけでなく、「困ったときは、この紙を会場の先生に見せてね」と、使い方まで共有しておきたいです。
学校によって必要なものは、模試のバッグをそのまま使わない
学校指定の書類は、受験票と一緒に整理する
当日に提出・提示する書類は、受験票とは別にないか確認します。
親も控えを持つ場合は、「原本が必要なものと、複製できるものを区別すること。コピーを持っていれば必ず代用できる、とは考えないようにしたいです。
腕時計は、見やすさと使用条件を確認
模試では、本番で使う予定の時計で時間を確認する練習もしておきたいところ。
時刻や動作だけでなく、アラームなどの設定も確認します。例えばSAPIXでは、スマートウォッチは使用できず、試験中にアラームを鳴らさないよう案内されています。親の予備も、使用条件に合うものを選びましょう。
試験用にと直前に用意すると、使い慣れなかったり、実際に届いたらおもった以上に画面が小さかったり(これはうちの話です)ということも考えられるので、早めに準備したいですね。こちらは音がしないし、Casioだしとその上2000円以下というコスパに惹かれました。本当、ないと思いますが、100年目の亀ということもありますので、二つ用意してもいいかもしれません(私は届いた時から時計が動いていました)
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定規・コンパスなどは、必要な学校の日に追加する
「文房具だから、とりあえず全部入れる」ではなく、その学校の指定に合わせて用意します。栄東ではものさしの持参自体が不可の学校もありました。
必要な道具は模試や家庭学習で使っておき、親の予備セットにも追加する、という流れにしたいです。
上履き・外履き入れは、サイズと親の分も確認
上履きは、持っているかだけでなく、今の足に合っているかも確認。履き替えた靴を入れる袋もセットにします。
会場によっては、子どもだけでなく保護者にも上履きが必要です。模試の案内でも、受験生と保護者で要否が分かれている場合があります。Sapientica
あと、自分のスリッパは持っていること多いですが、夫の分ってお持ちでしょうか。。。(うちは私が送迎予定でしたが、受験が長引くなか、合格発表を自宅で確認する母と、送迎の夫に急遽わかれることとなりました。配偶者もはけるスリッパは、念のため準備しておいてよかったですね。
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参考書・小説は、「持参できる」と「読める」を分けて確認
ここは、特に気をつけたいところです。
模試で持参・閲覧できた参考書を、入試でも同じように使えるとは決めつけないこと。
「参考書は不可、小説なら可」という指定があれば、それに合わせて入れ替えます。また、バッグに入れて持参できるのか、待ち時間や休憩時間に開いてよいのかも、分けて確認したいです。
参考書や読み物は「いつも入れっぱなしにするもの」ではなく、学校ごとに選び直すものとして考えています。女子学院の入試では、面接までの時間も長いのですが参考書は持参できず、小説のみ持参可能でした。また、テストの直前まで暗記物をしたいと思っていたこどもとしては、ちょっと緊張したようです。
昼食・軽食は、箸やスプーンまでひとまとめに
食事が必要な日は、食べ物だけでなく、箸やスプーン、おしぼりもセットに。
模試では、用意した量を食べきれるか、包装を自分で開けられるかも試しておきたいです。食事の要否や飲食できる時間・場所は、その回の案内に合わせましょう。
「もしも」に備えるものは、本人に合うかを先に確認
鼻ぽんは、使用前の確認もセットで
トラブルへの備えとして挙げておきたいのが「鼻ぽん」。鼻血や鼻水を吸収する、棒状の綿製品です。阿蘇製薬株式会社
ただし、誰にでもすすめられる鼻血対策の必需品、という位置づけではありません。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、鼻血が出たときには、座ってやや下を向き、小鼻の柔らかい部分を5〜10分ほどつまむ方法を案内しています。一方、ティッシュや脱脂綿を鼻に詰めることは、粘膜を傷つけたり取り出せなくなったりするおそれがあり、あまり推奨していません。耳鼻咽喉科医会
鼻ぽんの使用については事前に医師に確認し、試験中に鼻血が出たら、我慢せず監督者に知らせることも本人と共有しておきましょう。
製品情報:阿蘇製薬「鼻ぽん」
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生理用品は、パンツ一体型も選択肢に
生理中の備えは、本人が使い慣れたナプキンを基本に。
そのうえで、パンツ一体型のナプキン(ショーツ型ナプキン)も、本人に合えば選択肢になると思います。
大切なのは、本番で初めて使わないこと。サイズが合うか、座ったときに違和感がないか、一人で交換できるかを、普段の生活や模試の機会に確認しておきたいです。
大人も使えるこの製品は私も娘も普段から履いて使っていました。ただ、少しお高いので摸試のとき、本番のときと2枚を使いまわしていました。(5枚セットを色違いで結局買いました)
普段のパンツと違和感もなく、またお腹がでるほど股下が浅くないのも気に入っています。気を付けることとしては、生理2日目の、結構給水している状態で自転車などにはまたがらないようにした方が良いかと思います。
それ以外で漏れたことはここ1年くらい利用していますがないです。私はかなり気に入って友達のお子さんにもプレゼントしたくらいです。
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替えの下着・中身の見えない袋は、小さなポーチに
上記のパンツをはかない場合は、ナプキンと、併せて着替えが必要になったときのために、替えの下着と袋をまとめておきます。
ここでも、親だけが中身を知っている「何に使うか分からないポーチ」にしないこと。本人が何が入っているかを把握し、必要なときに取り出せるようにしておきたいです。
鉛筆削りは、持参・使用が認められる場合に
小型の鉛筆削りを用意する場合も、学校のルールを確認します。
ただ、まずは十分な本数の削った鉛筆を準備することを優先。親のセットにも、すぐに使える状態の鉛筆を入れておきます。
羽織りもの・防寒用品は、自分で調節できるものを
上着は、座った状態でも脱ぎ着しやすいものを選びたいです。
手袋やマフラーなど、移動中に使うものと、会場内で使うものを分けて考えます。カイロなども、持ち込みや使用の指定があればそれに従いましょう。
雨具・替えの靴下・タオルは、濡れた後まで考える
雨具だけでなく、濡れてしまったときに交換する靴下と、濡れ物を入れる袋も備えの候補です。
荷物を増やしすぎないよう、天候に合わせて追加し、子どもに持たせる分と親が持つ分を分けるとよさそうです。
お守りは、本人の安心につながるなら
本人が持っていきたいと思うものがあれば、学校のルールに合わせて用意します。
「必ず持たせなければ」ではなく、本人の気持ちを大切に。試験中に机に置けるかどうかも、別に確認しておきましょう。
最後に。親も「子どもに渡せる予備一式」を持っておく
ここまで子どもの持ち物を挙げましたが、私が特に大事にしたいのが、親も別のバッグに予備セットを持つことです。
前日に一緒に確認したから、大丈夫。
……と思っていても、例えば当日の朝になって、子どもが「今日はこっちのバッグにする」と、普段使っていないバッグを持ってきたら。
中身を移したつもりでも、受験票や筆箱が元のバッグに残っていたら。
「どうして今日に限って!」と言いたくなるかもしれません。でも、そんなときに、「大丈夫、こっちにもあるよ」と渡せるようにしておきたいのです。
優先したいのは、受験票、筆記用具、消しゴム、必要な場合の時計や学校指定の道具。印刷して用意できるものは、親の分も準備しておきます。
すべてを二重購入する必要はありません。忘れると困るもの、複製しやすいものから、子どもがそのまま使える形でそろえるという考え方です。
そして、親の予備は子どもの荷物とは分けて保管し、使ったものは補充する。試験開始後に届けられるとは限らないため、予備があるからこそ、親子が別れる前に最後の確認もしておきたいです。
「昨日、準備したか」だけでなく、「今から持っていくバッグに入っているか」。
模試は、そんな準備の仕方も試せる機会だと思います。
子どもに完璧を求めるためではなく、予定外のことが起きても落ち着いて送り出すために。持ち物の準備も、模試のうちから少しずつ整えておきたいですね。


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